クレイジー羅生門


昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは琥珀色した飲み物をおばあさんに教えてあげました。やがておばあさんウキウキ、とっても不思議このムード。たちまち二人は若い娘に恋をした。なんてことはなくて、おじいさんは相変わらず山へ芝刈りと見せかけて、空き地で湿ったエロ本を探しておりました。おばあさんは琥珀色した川で洗濯を。いやいや、汚い。それ絶対汚いよ。おばあさんは悪臭に耐えながら洗濯をしました。おいおい、それうんこだよ婆さん。究極の選択でした。中途半端に洒落たおばあさんの所へ大きな欲望がドンブラコ☆ドンブラコ。おばあさんちょっと引き気味。笑えない。ここで空き地のおじいさんにズームイン!! おじいさんは自慰行為に夢中でした。Crazy for ONANYでした。どうしておじいさんはオナニーをしているのか。それ即ち湿ったエロ本を見つけたからです。よかったね、おじいさん。めでたしめでたし。(続く!)

そんなわけでおばあさんの所には胸いっぱいの愛と情熱と欲望が。欲望をよく見てみると、中には小さな赤ん坊がいるようでした。赤ん坊が大好物なおばあさんとしては、ここはどうしても譲れないところである。そう、赤ん坊をペロリといきたいのである。しかしながら洗濯をしに来ただけの婆さんとしては、特に欲望を剥がし赤ん坊を取り出せるような器具がないので、一旦家に帰ることにしたのだ。おばあさんはスカイラインGT-Rに乗り込んで、南郷通りを駆け抜けました。あ、違う。羊が丘通りかな。どうでもいいけど、南平岸駅の近くって空気悪い。スカイラインがビューン。段々とメーターが上がっていく。初乗り運賃は750円だ。結構高くない? あと、どうでもいいけど、室蘭って晴れてる日、本当少ないよね。俺が行くと大抵曇ってるよ。段々メーターが上がっていく。今のところ時速80キロまで上がった。何か知らんけど、エアバックが出っ放しなおばあさんのスカイラインかと思ったらカローラ?。もうね、ビロビロ。エアバック、ビロビロ。

カローラ?がビロビロになったところで、誰も困らなかった。おばあさんのカローラ?は盗んだものであった。キーを挿すところにはハサミがぶち込んであった。(よいこはマネしないでね!) すっかり忘れ去られたおじいさんは長きに渡った射精を終え、ビロビロになっていた。笑えない。そうだね、君。例えるなら「蒲焼さん太郎」みたいなビロビロ具合だったよ、君。おじいさんはひと仕事終えたみたいな顔をして(全然仕事してないけどネ!)我が家へ向かった。

おじいさんが家に帰ろうとすると、すかさず草むらからモンスターが。やっべー、うまそう。おじいさんはムシャムシャ食べました。腹八分目ってことで、今日はこの辺でw おじいさんはそう言ったがために、ムニャムニャムニャ…。気を取り直して、おばあさん。おばあさんは今年で二十歳でした。ごめん、今のは無かったことにしてくれ。カローラ?から飛び降りて、欲望を抱えたおばあさんはビロビロになった乳房を振り回しながら家に入っていきました。帰ってきて一番最初にすることは薬に溺れることでした。いい気分になっていると、おじいさんも帰ってきました。おじいさんもキマっていました。全てが幻に見えて、おじいさんはいい気分です。いい気分の余り、シャクティパッドをしてしまいました。ライフワークっぽくて素敵やん? とおじいさんは言いました。でも、僕にはおじいさんが高橋代表にしか見えないので困りました。

薬の効果が切れたので、おばあさんは欲望をベリベリとハガシハジメマシタ。ついつい外国人のような喋り方になってしまいました。それほど興奮しているということなんでしょう。中から出てきたのは長州小力でした。面白いとは思うけど、赤ん坊じゃなかったので、おばあさんはさぞお怒りになられました。ほとんどがナメック語を使っての罵倒だったので、あまりわからないのだが、耳からミトコンドリアを小さじ一杯、キャサリンのフリをしたイカ臭きメロディーが奏でられて青筋立ちっぱなしー!! というようなことを申していたはずである。

げに恐ろしきは長州。おばあさんの首根っこ捕まえてガンガン回した。ついには空遠くへ吹っ飛ばした。その光景たるやスマッシュブラザーズであった。しかしおばあさんは上+Bで戻ってきた。おじいさんは溶岩みたいなもので死んだ。俗に言うアシッドクリアである。長州はメガネを掛け直し、驚いた。老婆は、死人の頭から髪の毛を抜いているのだ。髪は手に従って抜けるらしい。その髪の毛が一本ずつ抜けるのに従って、長州の心からは恐怖が少しずつ消えていった。

長州が老婆のもとへ駆け寄ると、老婆は驚き飛び上がった。「おのれ、どこへ行く」 長州は老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手をふさいで、こう罵った。

老婆は「この髪の毛でかつらを作るのじゃ」とかなんとか言ってたらしいんだけども、そんなことはよくわかんないから今週のヒットナンバー、レッツ、ゲット、ナーウ。シンキング。なんつってたりしてましたよ。そりゃ、長州ですもの。しばらくして長州は相変わらずの力で以って老婆の身包みを剥いだ。「おれも、こうしなければ飢え死にをするほかないのでね」 長州は言った。長州はカローラ?に乗り込み、山田優のことを考えながら発車(発射)した。ダブルミーニングであった。老婆は体を起こし、「未だにおはスタってやってんのかよ…」と思いながら家の窓から覗き込んだ。外には、ただ、黒洞々たる夜があるばかりである。

下人の行方は、誰も知らない。