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小林旭 - THE アキラ節 〜マイトガイ・ヒットパレード〜


小林旭と聞いて思い浮かべるものは人それぞれだと思うが、大抵の人は 「自動車ショー歌」 「熱き心に」 「ダイナマイトが百五十屯」 「昔の名前で出ています」 などを思い浮かべると思う。かくいう俺もそれらに漏れず 「自動車ショー歌」 を思う。初めて聞いたときはいつのことだったか忘れてしまったが、やはりそのときの衝撃は今振り返ってみても凄まじいものだったと断言できる。

さて、話が逸れてしまったので戻す。小林旭といえば 「アキラ節」 である。日本の歌手でこれほどまでにコンセプトに従順な歌手もいないと思うけども、このコンセプトはコンセプトであってコンセプトではない、と俺は思う。これは恐らく小林旭という存在に対して後付されたものなのだ。アキラ節というのは、小林旭フリークの多くに聞いても明確な答えを出せないはずだ。小林旭を敬愛する人々の心の中、体に染み込んでしまっているのだ。今回の日記は、そんな熱き思いを伝えるべく書いている。熱き心、君に。

タイトルにもなっているが、THE アキラ節 〜マイトガイ・ヒットパレード〜という小林旭の新譜が最近発表された。この楽曲はいわば集大成という感じで、小林旭の今まで培ってきた数々のアキラ節をメドレー形式で次々と歌い上げて行くという───以前も東京スカパラダイスオーケストラと共演した際に似たようなことはしたのだけれど───なんとも小林旭フリークにはたまらないものとなっている。曲順はここを参照していただければわかる通り、アキラ節の真骨頂がしっかりと見据えたものになっており、この楽曲の詳細を知ったときに俺は思わず「えー、こんなに詰め込んでるのー!?」と声を荒げてしまったほどだ。

実際に聴いた感想としては「もったいないアレンジだな」というのが正直な感想である。ここまで色々な曲を詰め込めば多少の無理はあると思っていたが、実にもったいない。アレンジを担当した方はクレイジーキャッツのアレンジも担当していた素晴らしい方らしいが、ちょっとこれはいただけない。期待はずれであった。あまりにも壮大な世界を思い描いていた俺が悪いのか、それは定かではないが、小林旭フリークの皆さんに対してオススメできるほどのものではない。どうせなら、石野卓球にでもアレンジを頼めばよかったと思うほどだ。マイトガイレーベル発足にふさわしい作品であるのか、このアキラ節。ただ、これは一時の酷評かも知れない。これから何度も聴いていき、何か心に引っかかるものを見つけれるかも知れない。

66歳、小林旭の挑戦をこれからも見て行きたいと思う。アキラ節は確実に人々の心を躍らせることが出来る。永遠のマイトガイ小林旭。彼の姿をいつまでも見て行きたい。